【ラオス国際結婚】子供の日本パスポート申請・受け取り
- 子供の日本パスポートの申請
- 【準備①】日本国内で戸籍全部事項証明書を取得
- 【準備②】日本国内でパスポート申請書を作成
- 【準備③】子供のパスポート用写真を撮影
- 【申請手続き】在ラオス日本国大使館で申請書類を提出
- 【受け取り】在ラオス日本国大使館でパスポートを受け取り
子供の日本パスポートの申請
日本人の父または母と、外国人配偶者の間に子供が生まれた場合、出生届では「日本国籍を留保する」という欄に署名をすることが最も重要と前記事で解説しました。
これにより、ラオス国内で生まれた日本国籍の子供は、世界最強の日本パスポートを発行してもらうことができます。
この記事では、ラオス国内の日本大使館(在ラオス日本大使館)での日本パスポートの申請・受け取り方法に関して、解説をします。
なお、在ラオス日本国大使館Webページでは、こちらのページで解説されています。
【準備①】日本国内で戸籍全部事項証明書を取得
市役所の窓口に出向くか、コンビニの証明書発行機でマイナンバーカードを使って「戸籍全部事項証明書」(いわゆる戸籍謄本)を1部取得しましょう。
申請から6か月以内に取得した「戸籍全部事項証明書」を提出する必要があるので、申請時に期限切れとならないよう、気を付けてください。
なお、「戸籍全部事項証明書」の原本の返却を受けたい場合は、コピーを1部用意する必要があるようです。(原本の返却が必要ない場合は、原本1部のみでOK)
また、「戸籍個人事項証明書」(いわゆる戸籍抄本)と間違えないよう注意してください。
【準備②】日本国内でパスポート申請書を作成
日本出発前に、外務省のWebから申請書類を事前作成し、印刷しておくことができます。
在ラオス日本国大使館の受付カウンター付近にも紙の申請用紙が用意されていますが、申請者(子供)の署名欄などもあるので、Web申請→印刷→持参が便利だと思います。
Web入力画面の日本語の案内に従って進めれば特に問題はないと思いますが、ラオスで生まれた子供の現住所に関しては、出生届に記入した住所から変更がなければ、その通りに入力するのが無難かと思います。
(記入例:○○, △△ Village, ◇◇ District, Louang Namtha Province, Laos)
入力後、印刷をして、「所持人自署」の欄に、子供にパスポート用のサインをしてもらいます。
これは、日本政府(外務省)へ提出する書類なので、ラオスでよく使われる「青色のペン」ではなく「黒色のペン」で記入する必要があります。
ラオスでは、あまり黒色のペンを売っていないので、ご注意ください。
なお、「乳幼児など申請者が自ら署名することが困難な場合は、法定代理人などが代筆することができます」と書かれていますので、お子さんの状況に応じて各自ご判断ください。
【準備③】子供のパスポート用写真を撮影
ラオスの場合、街中の写真屋さんへ連れていき、申請者本人(子供)の写真を撮影します。
申請書に貼り付ける写真は、45mm × 35mmのサイズ × 1枚で、申請時において「6か月以内に撮影したもの」という決まりがあります。
【申請手続き】在ラオス日本国大使館で申請書類を提出
上記の準備①~③で用意した書類を持参して、在ラオス日本国大使館へ行き、書類を提出します。
提出時は、子供(申請者本人)は大使館へ行く必要はなく、親(代理人)だけでOKです。
また、申請にかかる手数料(大使館Webリンク)ですが、これは、申請時ではなく、受取時に支払うよう指示を受けました。
【受け取り】在ラオス日本国大使館でパスポートを受け取り
申請後、受け取りまでの日数ですが、筆者の場合は「翌日から受け取り可能ですので、申請者本人(お子さん)を連れて来てください」と言われました。
日本でパスポートを申請・更新するときの感覚で「え、翌日?2週間ぐらいかかるんじゃないの?」と思い、念のため聞き直しましたが、筆者のケースでは翌日から受取可能、とのことでした。
子供(申請者本人)を連れて、在ラオス日本国大使館へ行きましょう。
入館手続きの際は、代理人(親)が記入をして身分証明書を提示すれば、子供の身分証明書の提示は必要ないです。(パスポートを持っていない状態ですので)
受付カウンターで、申請者名を伝えて、ガラス越しに子供(申請者本人)の顔の確認をしてもらいます。
その後、申請にかかる手数料(大使館Webリンク)を支払います。
受取人の記入用紙を渡されますが、申請者本人(子供)がまだ記入できない場合は、代理人(親)が記入すればOKと教えてもらえます。
以上の手続きで、ラオス国内で生まれた子供に関して、世界最強の日本パスポートを取得することができます。